【UNITED 93】2006年/アメリカ
監督：ポール・グリーングラス
出演：ハリド・アブダラ、ポリー・アダムス、オパル・アラディン、ルイス・アルサマリ、デヴィッド・アラン・ブッシェ、リチャード・ベキンス
2001年9月11日・・・世界を震撼させたアメリカ同時多発テロ。
ハイジャックされた4機の旅客機のうちユナイテッド航空93便だけは
ターゲットに達せず墜落してしまう。
恐怖と戦いながら勇敢にテロリストに挑んだ乗員、乗客の姿を
ドキュメンタリータッチで再現しています。
事態がわかってくるにつれパニックに陥る乗客たち。
その恐怖の時間を想像すると震えてきてしまう。
でも自分たちの運命を知った乗客たちは墜落直前まで勇敢に戦ったんですね。
結末がわかっているのに緊迫感で胸が押しつぶされそうだった。
特典映像はかなり収録時間が長いです。
でも役を演じた俳優たちが遺族の元を訪れ話をする場面をぜひ見て欲しい。
私は本編では涙がこぼれることはなかったけれど特典映像の方は
つらすぎて全くダメでした。犠牲者、遺族の無念さを思うと涙が止りません。
【THE USUAL SUSPECTS】1995年/アメリカ
監督：ブライアン・シンガー
出演：ガブリエル・バーン、ケビン・スペイシー、スティーブン・ボールドウィン、ピート・ポスルスウェイト、ケヴィン・ポラック、ベニチオ・デル・トロ、チャズ・パルミンテリ
カイザーソゼ
この名前、耳から離れないですね。
いったい奴は何者だったんだろう！？
5人の前科者。その中の一人の供述からの回想シーン。
最初の強盗事件や殺人などたいして面白くないです。
話が淡々と進むので途中だれます。
でもコバヤシと名乗る不気味な弁護士が出てくると途端に興味深い展開に。
カイザーソゼの話は強力なインパクト。
伝説として語り継がれている話なのか実存する人間なのか謎が謎を呼ぶ。
そしてこの作品のおもしろさは終盤一気に押し寄せてきます。
本当にやられました。綿密に練られたストーリーですね。
あとになって思えばいろいろなところに伏線が！
でも気づいた時にはもうラスト。
これは最後のどんでん返しがすごいというのは聞いていたので一応自分なりに
ひねくれた考えも混ぜ込んで疑いの目を多方向に向けていたのですが
見抜けないとは･･･私もまだまだ甘いですね。
サスペンスが大好きな人、ぜひ騙されてみてください。
【AMERICAN YAKUZA】1993年/日本/アメリカ
監督：フランク・カペロ
出演：石橋凌、ヴィゴ・モーテンセン、一色彩子、 マイケル・ヌーリー
内容はもうタイトル通りです。ヤクザとマフィアの抗争。
何のひねりもありません。
これは若かりし日のヴィゴ・モーテンセンを堪能する作品です。
あ・・・それと石橋さんファンもぜひどーぞ！
アメリカ人のヴィゴがマフィア側じゃなくヤクザの方についてしまうその理由は
映画でも早いうちに明かされるのでもうネタバレしちゃうけど
彼はFBIでヤクザの組をつぶすために潜入した捜査官だったのです。
ヴィゴは正体を隠し石橋の兄貴とは兄弟の杯までかわしてしまう。
触れ合っていくうち二人の間にはいつしか深い友情が・・・
FBIの潜入捜査でマフィアとの間に友情が生まれてしまう作品って
ジョニー･デップ＆アル･パチーノの『フェイク』もよかったなぁ。
それと比べるとこっちのヤクザVSマフィアは内容も浅いし面白くない。
でもヴィゴファンにだったら絶対お薦めの1本。
カウンターを飛び越えダイビングしながらのガンアクションなんて
『ヒストリー・オブ・バイオレンス』といっしょ。かっこよかったよ～。
それから、なんとヴィゴが日本語しゃべってます！少しだけどこれ興奮する。
ユーコという女性は絶対日本人だと思っていたので、ヴィゴとラブシーンできる
日本の女優がいたなんて！！とこれも大興奮だったけれど
これはエンディングで確認したら演じていたのは外国名の人でした。
「マフィアは利用できるけれどヤクザは危険すぎる だからつぶす」とFBIが言う。
そんなに日本のヤクザって恐れられているの！？す、すごいかも。。。
【BEFORE NIGHT FALLS】2000年/アメリカ
監督：ジュリアン・シュナーベル
出演：ハビエル・バルデム/オリヴィエ・マルティネス/ジョニー・デップ/ショーン・ペン
キューバの亡命作家レイナルド・アレナスの自伝の映画化。
この作品にはジョニー･デップがほんの少しだけ出てきます。
その噂を聞いてからずっと見たくてたまらなかった映画。
その期待を全く裏切らないジョニーの女装。
別の作品でもすでに女装姿は目にしているけれどここでのジョニーは
濃い顔にばっちりきまったメイクが実にきれいでめまいがしてきそう。
しかもあのお尻～！あんな美しいお尻の男の人って・・・
映画の感想より何より一番言いたいのがそこだというのは
ジョニーファンゆえご勘弁していただきたいと思います。
そして彼はもう一役全く別の人物も演じています。
髪をキチッと分けて固めた軍人さん。こちらの演技も見ものなので
2倍おいしい今夜の食事♪という感じでしょうか。
両方とも少ない登場シーンながら強烈な印象を残してくれる演技です。
そして肝心な作品の方ですが、主人公の身に降りかかる幾多の苦難、
どうしようもないほどのつらい生活、見ていてどんどん暗くなりました。
同性愛者というだけで犯罪者にでっち上げられ投獄され、作家として才能があっても
当時のカストロ政権下では芸術家やホモセクシュアルは激しい迫害にあう。
彼の書いた文章はキューバの体制の中では世に送り出すこともできない。
そしてアメリカに亡命。自由の国にたどり着いたあとには病に倒れる。
そんな主人公の一生を演じるハビエル・バルデムの存在感がすごかった。
《キューバ・詩・カストロ･革命・ホモセクシュアル･投獄･亡命》これが全て。
【YOU'VE GOT MAIL】1998年/アメリカ
監督：ノーラ・エフロン
出演：トム・ハンクス/メグ・ライアン/グレッグ・キニア/パーカー・ポージー
E-MAILを通して見知らぬ男女が心を通い合わせ恋をしていく。
今は自分自身もほとんどPCでのメールをしなくなったのでよけいに
昔の映画という気がしてしまうけれどこの映画が流行った当時は
メルチェに胸を躍らせる人きっとたくさんいたんでしょうね。
そしてこの作品で聞くモデムのガガガーピィ～というモデムのあの音。
私も初めてのノートパソはあの音がしてました。懐かしいよ～。
母親から受け継いだ街の小さな絵本屋店主のメグ･ライアンと
その近所に大型ディスカウントの本屋をオープンさせる商売敵のトム･ハンクス。
二人はネットの中では悩みも相談しあう良きパートナー。
それが実生活では憎き敵になってしまう。
実際ネットで知り合った相手がそんな近くに住んでいるという設定自体
あり得ないけれどなんかほのぼのとさせてくれるとってもいい話でした。
大切な店を手放さなければならなくなった原因を作った相手を
笑顔で許せるのか・・・と思うと、何となく無理もあるけれど
ラストはハッピーエンドで全てめでたし。
メグ･ライアンって可愛いなぁと強烈に思えた作品。
彼女を見ているだけでこっちも幸せな気分になれるのね。
【DIVINE SECRETS OF THE YA-YA SISTERHOOD】2002年/アメリカ
監督：カーリー・クーリ
出演：サンドラ・ブロック、エレン・バースティン、フィオヌーラ・フラナガン、ジェームズ・ガーナー
サンドラ･ブロックほか名女優そろいぶみの【ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密】
シッダ（サンドラ･ブロック）のインタビュー記事がタイム誌に掲載され
そこには少女時代の虐待のことなどが書かれていたものだから母親は激怒。
映画を最後まで見るときちんとした理由がわかってくるのですが
幼い頃に親にされたことは子供はその状況や理由など考えるすべもなく
叩かれた、突き放された、つらかったとしか記憶に残らないものなんですね。
仲たがいをしてどんどん溝が深まるのを阻止するため母の仲間がそこで立ち上がります。
このおばさまたちこそがヤァヤァシスターズ。
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