イン・ザ・プール
2005年
原作:奥田英朗
監督:三木聡
出演:松尾スズキ、オダギリジョー、市川実和子、田辺誠一、森本レオ、ふせえり、きたろう
現代人はストレスのかたまり。
そこからおこる様々な病。
プールで泳ぐことでストレスが発散できるというのはいいことです。
それが依存症にまでなってしまうサラリーマン。
でもこれはわかるんだなぁ。今私がほとんどそうなんですよ。
プールじゃないけど・・・ダイエット目的で始めた筋トレ。
うまい具合に効果が出たので今の身体を維持するためにも
毎日筋トレ+入浴で2時間は使う。
それが済まないと1日が終わらないという感じ。どんなことがあってもやります。
だからお酒を飲みに行かなくなった。レイトショーもないですね。
ブログを開く時間が極端になくなったのも実はこのせいで・・・
毎日高いテンションで身体作りに燃えています。
だから田辺誠一さんが演じたエリート会社員を見ていて
わかるわかる!あるある!!と感情移入してしまった。
そしてガスは止めたか鍵は閉めたか・・・と何度も確認してしまい
まともに外出できなくなってしまった女性。
強迫神経症という病気ですね。
本人にはとてもつらい症状だと思うけれど、ここは映画なので
この極端すぎる女性の悩みもゆるいムードで可笑しくてクスクス。
継続性勃起症という本当にあるのかないのかそんな奇妙な病名を
突きつけられた男をオダギリジョーが最高に面白く演じています。
クセのある変な役ではなく普通のカッコイイ男性。
なのに診察室で何度もズボンを下ろし何とも情けない姿を見せるし
病気が病気なので妙にアホらしくて爆笑の連続でした。
彼らに関わる精神科医に態度から顔からいかにも怪しい松尾スズキ。
こんな医者じゃまともに診療なんかできるわけないでしょう。
言うこともやることもぶっ飛んでいてもうこのキャラにはやられっぱなし。
こんなの真面目に観てはいけません!
ふざけた笑いに乗ることができたらもうけもの。
私はとっても楽しめました。