
【SAWIII】2006年/アメリカ
監督:ダーレン・リン・バウズマン
出演:トビン・ベル、ショウニー・スミス、アンガス・マクファデン、バハー・スーメク
シリーズ第3弾は私にとってとてつもなく怖いものだった・・・
目を覆うようなシーンが今までで一番多かった。
他の人よりはるかにびびって飛び上がる自分が想像できるので
劇場鑑賞する勇気はありませんでした。
残酷な死のシーンよりもあの脳の手術!
作り物だとわかっていてもあんなの直視できないよーー。
手術シーン異常に長かったような・・・
息子をひき殺された父親がジグソウとアマンダの仕掛けた罠に放り込まれ
加害者の運転手、判決を下した判事、見てみぬふりした目撃者に
復讐をするか助け出すかの選択を迫られる。
愛する息子を失った父にとっては3人とも殺してやりたいほど憎い相手。
でも目の前で無惨な形で殺されていくのは人間として耐え切れない。
今回のソウはすごい心理作戦。
ジグソウの心拍と連結している爆破装置を首に巻かれた女医は
この男に与えられたゲームが終了するまでジグソウを死なせないように
延命治療をしなければならない。
残酷さはぬぐえないけれどジグソウは今までで一番人間的だった気がする。
でも危篤状態までなった病人が語る、語る。あんなにしゃべったら命縮めるって。
1では誰が犯人か!?でラストだいぶ驚かされすごいなぁと感心したけれど
その後はもうジグソウの正体も全てわかった上で見ているので新たな驚きはない。
でもエスカレートする残酷シーンはやっぱり慣れないですね。
もう嫌!気持ち悪いし痛すぎる〜〜〜〜

【THE FAMILY STONE】2005年/アメリカ
監督:トーマス・ベズーチャ
出演: サラ・ジェシカ・パーカー、ダイアン・キートン、ダーモット・マローニー
クレア・デインズ、ルーク・ウィルソン、レイチェル・マクアダムス
クリスマスに恋人の家族と初めて顔を合わせるキャリアウーマン。
両親に気に入ってもらえるかしら。兄弟とはうまくやれるかしら。
こういう時の女性って本当に緊張、ドキドキですよ。
私も長男の嫁の立場なので結婚前に彼の親戚が大勢集まるお正月に
行った時のことをふと思い出してしまいましたよ。。。
この主人公は初訪問の前に彼の妹とは食事の機会があったようで
その時の印象がお互いとても悪かった様子。
なのでわだかまりが残ったままみんなと顔を合わせることに。
もう・・・最悪。あちらの家族はあまり歓迎ムードがないし
メレディス(サラ・ジェシカ・パーカー)もどうもなじめない。
挙句の果てにこの家じゃなくてホテルに泊まるって!
人によってはこんな感じの悪い女・・・と嫌悪感を持つ人もいるでしょうが
彼女は自分なりに頑張って努力していると思うの。
もっと話をしなくちゃ、もっといろいろ手伝わなくちゃと
気を使えば使うほど空回りしちゃうのね。
ディナーの席では口にしてはいけない発言もあってあれじゃみんなを
怒らせるのも当然のことだけど、あまりに話すことに必死すぎて
何がどうなっているのか周りが見えないような状態。
見ていて本当にいたたまれない気持ちになってきちゃった。
でも最終的には家族の問題を抜きにしても一番必要としていた相手は
この人ではないってことがわかったんですね。
ずいぶん安易なくっつき方でそれでいいの!?という展開にビックリだったけど
ほどほどに感情移入などもしながら切なく楽しく鑑賞しました。

【12 ANGRY MEN】1957年/アメリカ
監督:シドニー・ルメット
出演:ヘンリー・フォンダ、リー・J.コッブ、エド・ベグリー、E.G.マーシャル、マーティン・バルサム
見応え十分な法廷劇。
法廷と言っても舞台はこじんまりとした部屋、そこに12人の陪審員のみ。
殺人事件の評決を全員一致で下さなければならない。
最初は有罪11人×無罪1人という状況。それがだんだんとひっくり
返されていく様子がもう見事としか言いようがありません!
人が人を裁くということを簡単に考えてはいけないんですね。。。
目撃証言や凶器の存在などからほぼ有罪と思われていたこの事件も
小さな疑問から検証しなおしてみれば様々な矛盾が現れてきて
完全に無罪と言い切れないまでも有罪の証明はできないことに気づかされます。
「疑わしきは罰せず」の原則そのもの。
激しい審議は、殺人が行われたとされるアパートの部屋の光景や
電車の通過する様子までも目に浮ぶような感じでした。
会話・・・討論だけの作品。なのにこんなに引き込まれる。
12人が罵り合ってみんな怒ってました。
落ち着け、落ち着け・・・と言いたくても冷房も故障中の暑苦しい部屋で
汗だくになって言い合っていたらイラついて怒りたくもなるってもんでしょう。
人種に対して偏見を持っている者、自分の票に意固地になっている者、
手っ取り早く帰りたいと思うだけの者、それぞれの人物の心情に
リアリティーがあって本当におもしろかったです。

【SYMPATHY FOR LADY VENGENCE】2005年/韓国
監督:パク・チャヌク
出演:イ・ヨンエ、チェ・ミンシク、クォン・イェヨン、キム・シフ
いったい何なんだろう?と気になる不思議なタイトル。これはうまい!
主人公のクムジャさんはそれはそれは親切。
ある犯罪で逮捕され刑務所内でのクムジャさんは
お美しい顔で心優しく周囲からとても好かれます。
でもそれは出所後の復讐のための下準備にすぎなかった。
娘と離れ離れにされ自分を陥れた男をクムジャさんは許しません。
刑務所内で作り上げた人脈で復讐は着々と進みます。
残酷な復讐劇でもあるけれど印象に残る美しいシーンも数多い。
主演のイ・ヨンエもきれいだし、小気味好い展開がこのストーリーを
とても見やすいものにしてくれています。
本来ならば遺族はそっとしておいて欲しいものだと思うけれど
クムジャさんはとても親切なので子供を殺された親たちに復讐の機会を与える。
その発想がすごいでしょ。
法が犯人を裁くのだと納得し理解しなければならない子供を殺された親たち。
でも本当はこのクライマックスシーンのように犯人をこの手で殺してやりたい
と思うのは当然のことのように思える。
親の気持ちになって見てしまうとこの残酷な復讐劇も正当化される。
私にはこれはヒット作。
ブラックたっぷり、でもコミカルなシーンも多く笑える。
ただ、復讐を成し遂げたクムジャさんに残るものは満足感なのか虚しさなのか。
見終えた後には少々疲労感も残りました。

【GIA】1997年/アメリカ
監督:マイケル・クリストファー
出演:アンジェリーナ・ジョリー、フェイ・ダナウェイ、エリザベス・ミッチェル
実存したスーパーモデル‘ジア’の波乱に満ちた生涯を
アンジェリーナ・ジョリーがワイルドに魅力たっぷりに演じています。
N.Y.のモデル事務所に最初に現れた時のジアは礼儀知らずで自由奔放。
まるで野生児だった彼女を社長は気に入り仕事を手に入れる。
彼女の脱ぎっぷりは見事です。アンジーの裸体をとくとご覧あれ〜。
仕事は順調、あっという間にスーパーモデル。
恋した相手は女性。それもうまくいく。満たされた生活。
けれど激しい気性のジアは感情のコントロールがうまくいかなくなる。
華やかな世界で何もかも手に入ったような気がしても心が満たされず
強いと思っていた性格も本当は寂しがり屋でとても弱かった。
次第に心は孤独感に襲われ始めドラッグに手を出してしまう。。。
いろいろなことを言い訳にドラッグに走るような人間をかばいたくはない。
だって誰にだって苦しいことや悲しいことはあるんだもの。
でもアンジーの演じるジアを見ていると、彼女の欲しかったものは
名声や派手な生活ではなく普通の穏やかな幸せだけだったんだと思えて
後半病気に侵されてからは本当にかわいそうになってしまった。
最初から最後までアンジェリーナ・ジョリーの気迫に満ちた演技を
十分堪能できました。

【THE GUARDIAN】2006年/アメリカ
監督:アンドリュー・デイヴィス
出演:ケヴィン・コスナー、アシュトン・カッチャー、ニール・マクドノー、メリッサ・サージミラー、
クランシー・ブラウン、セーラ・ウォード
わずかな可能性であったとしても救える命があるならば
奇跡を信じ荒れ狂う嵐の海に飛び込んでいくレスキュー・スイマー(救難士)
死と隣り合わせの海で数々の命を救ってきた英雄的存在の救難士にケヴィン・コスナー。
救難士育成のエリート学校でケヴィンの厳しい指導を受ける訓練生に
アシュトン・カッチャー。
ベテランと新人レスキュー・スイマーの栄光と苦悩。
心に傷を持つ二人がお互いを理解し絆を深めていく過程にとても感動できました。
冒頭から沿岸警備隊のリアルな海難救助シーンに息の呑み
事故で仲間を失う悲惨なシーン、レスキュー隊育成の過酷な訓練、
どれも見応えがありました。
堅苦しいことばかりではなく笑いも取り入れ肩の力がふっと抜ける
ところがあるのもよかった。
名言が多く登場します。一つ一つが重い。意味をかみしめるとつらい。
この作品であまり多くを語れない。
身内で同じような仕事をしている者がおりますので・・・
オープニングの語りがラストで結ばれ、あぁそこなのか・・・と胸が熱くなった。
まさに海を守る神、守護神ですね。
沿岸警備隊に敬意を払うエンディングとヘリのシーンも素晴らしかった。
最後まで飽きさせない音楽と映像で余韻にたっぷり浸れました。

【HART'S WAR】2002年/アメリカ
監督:グレゴリー・ホブリット
出演:ブルース・ウィリス、コリン・ファレル、テレンス・ハワード、コール・ハウザー
捕虜収容所内での人種差別や殺人、それに関連しての法廷劇。
収容所内もある意味戦争状態。醜い争いがあるんですね。
何のために?と思ってしまうけれど、殺人事件の真相は思わぬところにたどり着く。
殺し合いの戦争映画ではなく後半は心理サスペンスへと発展していきます。
軟弱なイメージの新米兵士のハート(コリン・ファレル)が重要な役を与えられ
成長していくことでこの作品の邦題ともなる『正義』を訴えるのかと思ったのですが
何とも暗く地味な映像に私の興味はどんどん薄れていって
あの裁判は結局何だったのかよくわからないまま終盤に突入。
状況が二転三転していくのだからもっと面白くてもいいはずなのに
ここまで盛り上がらない私の気持ち、どうしてくれるの!?
いったい何が正義なんだろう?
目的のためには犠牲が必要だという大佐。
ブルース・ウィリスの存在感はさすがですよ。
でも今回は派手さが足りない。
もっと熱い役が似合うのになぁ・・・
ラストは美学みたいなものを感じたけれど切ないです。

【That Thing You Do!】1996年/アメリカ
監督:トム・ハンクス
出演:トム・ハンクス、トム・エヴェレット・スコット、リヴ・タイラー、ジョナサン・シェック、スティーブ・ザーン、シャーリーズ・セロン
仲間と楽しみながらやっていたバンドがコンテストで優勝したことから
とんとん拍子にメジャーデビュー、曲はどんどん売れファンもつき
ビルボードのヒットチャートの上位にランクされるほどになる。
青春真只中の若者たちの音楽サクセスストーリー。
爽やかです。演奏される音楽も懐かしく耳に心地良いです。
トム・ハンクスが脚本、監督、出演までしています。
成功と栄誉を手にする影に仲間割れや破綻する恋もあったけれど
こういうのってありきたりだしストーリー的には物珍しくない。
バンドは長続きしない。金には用心しろ!という大物ロッカーの言葉。
金の他にも女、ツアーがバンドが壊れる原因だとか。
映画の中では大きなバンドの危機、泥沼な状態は登場しません。
デビュー曲1枚リリースしただけで解散に追い込まれる形だけど
悲壮感や絶望感もなくあくまでも爽やか。
こんなゆるゆるな展開だったけど私にはよかったです。
不満に思うところが何もなかったからこんな感想でいいんです。
バンドメンバーが曲以外はいまいち華がなかったけれど
若いのにやっぱりゴージャスなシャーリーズ・セロンと
透明感漂う妖精のような可愛らしさのリヴ・タイラーを見ているだけでも
満足感があふれてきます。

【SCHOOL OF ROCK】2003年/アメリカ
監督:リチャード・リンクレイター
出演:ジャック・ブラック、ジョーン・キューザック、サラ・シルヴァーマン、ミランダ・コスグローブ、マイク・ホワイト
ジャック・ブラックどうも気持ち悪い・・・
でも、なんて面白い役者なんだろう!
作品としてこれは本当によかった。
点数つけるとしたら私の中では満点です。
主演がジャック・ブラックなのに・・・あはは
車の中でツェッペリンを絶叫するジャック、ものすごい形相。
でもああいうのすごく共感できちゃうんだな。
嬉しいこと興奮することがあった時 運転しながらロック聞いてたら
あんなテンションになるのはごく自然のことだもの。
子供とジャックの『SMOKE ON THE WATER』のセッションも心をわしづかみにされた。
元々楽器や歌のできる子を選んだと思うけどみんなうまくて可愛かった。
ちゃんとした教育を受けている子供たちって素直なんだなぁ。
いかさま先生の言い出したロックの研究を鵜呑みにしてきちんとこなしちゃう。
宿題だと言って手渡すCDが子供のパートにぴしゃりとマッチしていて
すごくワクワクする気分に。
ジャック・ブラックって体型はあんなだけど何て機敏な動きをするんでしょう!?
変な動物を見ているかのような感覚。。。
激しい思い込み、自信過剰でくどいところ、実生活でこんな男が
自分のそばにいたら嫌だけどこれも彼の個性、本当に楽しい作品だった。

【THE JACKET】2005年/アメリカ
監督:ジョン・メイブリー
出演:エイドリアン・ブロディ、キーラ・ナイトレイ、クリス・クリストファーソン、ジェニファー・ジェイソン・リー
タイムスリップものと気づくのにだいぶ時間がかかった。
全ては死体安置用の引き出しの中で意識を失っている間の夢だと思っていた。
拘束衣 (ジャケット)と解説されていたので、
それがトラウマになって将来何かに関わってくるのかと思っていた。
あの狭い引き出しとジャケットがタイムスリップの重要アイテムだったのか・・・
映画予告も見ていないし、記憶障害の男の話というくらいしか予備知識がなく
キーラ・ナイトレイがきれいだろうなぁという思いだけで見てしまった作品でした。
タイムスリップした先で自分は4日後には死ぬ運命だということを
知った主人公が死の真相を探るという謎解き部分と、
過去と未来両方で会っている女性との絆、愛という部分で二つの時代の
行き来が始まるけれど、主人公は自分の死を回避しようとか
精神病院に入れられるきっかけになった警官殺人事件の真実を
つきとめるという方向には全く行かず母子の運命を変えてあげるような
仏様的な行動に走るところが少し納得いかないのですが
・・・それを切ない愛と言うんでしょうね。
でもやっぱり死の間際に見てしまった夢なんじゃないの!?
と、この場に及んでもまだ言ってしまう私^^;
不気味でテンションずっと低目な作品だけど主演のエイドリアン・ブロディは
この上ない適役。この人いつもこんなおびえ顔してる。
ストーリーはもう何でもいいや・・・彼の演技力で見入ってしまった作品でした。

【DERAILED】2005年/アメリカ
監督:ミカエル・ハフストーム
出演:クライヴ・オーウェン、ジェニファー・アニストン、ヴァンサン・カッセル、メリッサ・ジョージ
ふとした気の迷い、普段は真面目な男なのにあれは魔が差したって言うのね。。。
通勤途中で出会った美しい女性にフラッといってしまった中年男。
意気投合してホテルでこれからって時に強盗に襲われる。
悲劇ですよ。暴行受けてお金取られたこともそうだけど実際には
不倫相手とはほとんど何もしていない状態でボコボコにされちゃったんだから。
そうは言ってもこの件は女性の心情も汲んで警察にも言わず
最後まで隠し通そうとする。だから被害がどんどん膨らむ。
バカですね。言われたとおり金銭を渡しちゃうなんて。
相手の要求はどんどんエスカレートするに決まってるのに。
何て運が悪いんだ・・・という主人公をクライヴ・オーウェン
陰のある美しき人妻・・・がジェニファー・アニストン
凶暴な悪役が似合いすぎている・・・ヴァンサン・カッセル
キャストがよかったので最後まで面白く見れた作品なんですが
知らない俳優でやっていたらありきたりの不倫、復讐モノだったような気も。
これは意外な展開が待っているんだけどね、
普段は疎いこの私がなんと序盤から見破っていたのですよ!
だからドキドキするようなこともなく、不倫なんてするあんたが悪い・・・と
冷めた目でクライヴ・オーウェンをずっと見ていました。
ただ最後の最後、あの報復はすごかったです。

【Speed 2: Cruise Control】1998年/アメリカ
監督:ヤン・デ・ボン
出演:サンドラ・ブロック、ジェイソン・パトリック、ウィレム・デフォー
これはキアヌの『スピード』の続編という気持ちで見てしまったら
金返せーーー!となるひどいものだと思いました。
ヒロインもサンドラじゃない違う女優にして前作の名残も何もなく
別作品として作られていたならここまで不満は出ないけれど
『スピード2』って言われてもどこにもそのスピード感はなかったし
ヒーローのかっこよさも感じられなくてがっくり。
ラストに近づき客船が操縦不能になって港に突っ込んでいくシーンは
大迫力であそこだけは真剣に見てしまったけれど・・・やっぱりダメ!
だってあの一連のシーン異常に長いんだもの。
興味が持続しませんでした。私は根性無しでした。
すごいって最初は思ったものの突き進んで行く船がのろすぎる。
疾走感はどこにもない。これでスピードってタイトルつけるのは苦しすぎる。
キアヌ&サンドラの前作は最高でしたよ。。。

【THE MEXICAN】2001年/アメリカ
監督:ゴア・ヴァービンスキー
出演:ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツ、ジェームス・ガンドルフィーニ
何をやってもついてない男。
ブラピ演じるジェリーは情けないことこの上ないんです。
メキシコに行ってある男に会って伝説の銃“メキシカン”を
持ち帰るだけの仕事だったのに、全くうまくいかない。
だけどブラピかわいかったなぁ。私特別ファンじゃないけれどそそられた。
恋人役のジュリア・ロバーツは彼とのケンカシーンではギャンギャン吠えてわめいて
耳ふさぎたくなるほどうるさいけれど、根は優しくて愛情深いキュートな女性。
私はこの魅力的なジュリアを見たくてこの作品2度見てしまったくらい。
拳銃にまつわる呪われたエピソードが語る人によって微妙に違うのも面白い。
ジュリアを拉致して共に行動をするゲイの殺し屋もキャラがいい。
拳銃を狙う様々な人間。コントのような展開が笑える。
命の危険や、実際殺しの場面もあるのに全体的にほのぼのした雰囲気。
華のあるスターの共演ということでキャスト目当てで見る人が多いと思います。
実際私もそうでした。そして私はこれ結構気に入っています。

【LAUREL CANYON】2002年/アメリカ
監督:リサ・チョロデンコ
出演:クリスチャン・ベール、ケイト・ベッキンセール、フランシス・マクドーマンド
自由奔放で気ままな音楽活動をしている母親と
まじめに医師としての仕事をし誠実に女性に向き合う息子がいて
息子の婚約者も型通りのことをこなす常識人。
でも婚約者の方はいっしょに暮らすうち自由人の母親に憧れ
一歩踏み出してしまう。
‘しあわせの法則’って人それぞれ全部違うんですよね。
考え方もある人には常識と思えることが別の人には非常識にうつったり
ほんの些細なことでそういうことってあると思うんです。
自分にとっての最高のしあわせを見つけられればみなHappy
幸せなカップルが親に翻弄された挙句破局に向かうのかと思うと全然そうじゃない。
みんなが悪意がないからうまくいくちょっと調子のいい話だけど
役者がとってもよかったので満足はできました。
揺れ動く心も三者三様。抑えた演技の中にも熱いものを感じます。
クリスチャン・ベールもケイト・ベッキンセールもアクション映画のキャラクターの
イメージが強くてこんな普通の姿で出られると変な気持ちがするけれど
一般人でもいけるじゃない!と、好印象が残る作品でした。

【The Four Feathers】2002年/アメリカ/イギリス
監督:シェカール・カプール
出演:ヒース・レジャー、ウェス・ベントリー、ケイト・ハドソン、ジャイモン・ハンスゥ
戦争を前に除隊した主人公に友人たちから白い羽根が送られてくる。
白い羽根は「臆病者」を意味するもの。
そして愛するフィアンセからも臆病者のレッテルを張られ愕然とするハリー。
戦争の意義を考えることは大事でも19世紀の領土拡大を進めていたイギリス軍で
スーダンに行きたくないから軍を抜けます・・・って、軍隊はそれOKなの!?
それにフィアンセのハリーを思う気持ちもこれどうなのよ?
その二点が最初からどうしてもひっかかってしまってストーリーが好きになれない。
主人公が自分の気持ちを奮い立たせて単身で戦地に向かう姿は
勇気ある行動だったと思うし友のため命がけで戦う姿も感動を呼ぶかもしれない。
でもしっくりこない。砂漠での行動は暴走気味で無茶ありすぎ。
話の展開が早すぎて、おいおい・・・と思っているうちにどんどん進み
ちょっとわけわからなくなったというのも私がこれダメだった原因。
戦闘シーンはさすがに迫力あるもので恐ろしさが十分伝わってきた。
でも正直に言うと、どっちがどの軍隊なのか入り乱れると全くわからなくなり
もうどっちでもいいから負けるな〜!やれーー!という状態。
結局友情を取り戻すこともでき強引にハッピーエンドですね。
あぁ・・長く感じた映画だった。

【THE SIXTH SENSE】1999年/アメリカ
監督:M. ナイト・シャマラン
出演: ブルース・ウィリス、ハーレイ・ジョエル・オスメント、トニ・コレット
も〜〜ビックリ!こんなオチが待っていようとは・・・・
ニコール・キッドマンの『アザーズ』のレビューを書いた時シックス・センスと
オチが似ているということをよそのBlogで目にしていました。
だからすっかりわかりきったような顔をしてこの作品を鑑賞したのですが
・・・・見事だまされました。
私、死んでいたのは違う方だと思っていたんです!
自分が死んでいるから同じ世界の亡霊たちの姿が見えてしまう。
もう完全にそう思い込んで見ていましたから、ラストでわかった真実に
言葉もありませんでした。。。でも驚きと衝撃の新事実という感じで
これってとても幸せな見方ができたんじゃないかと思います。
とにかくすごくよかったです。
少年と精神科医の心のふれあいや夫婦の思いにも感動してしまったし
子供と母親の車中での会話には自然と胸にこみあげてくるものがありました。
子供にあれほどの演技をさせられてはブルースもたじたじでは?
あの子のおびえたような悲しい顔がとても印象的。
怖いだけではなく泣ける作品としても心に残ります。
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【SYRIANA】2005年/アメリカ
監督:スティーブン・ギャガン
出演:ジョージ・クルーニー、マット・デイモン、クリス・クーパー、ウィリアム・ハート
こういう映画いいと思うんです。
作る側、見る側にとても価値のある作品だと思うんです。
でも私には無理でした。
難しい。。。内容に興味がわかない。。。
ジョージ・クルーニーがアカデミー賞助演男優賞を受賞した作品
と言うことだけで飛びついてしまった私がいけなかったんです。
中東問題に詳しくないとこれはついていけない・・・・と思ってしまいました。
ジョージ・クルーニーは助演賞だったので、それではこの映画の主演は?
ということも考えたんですけど、結局これは誰が主演ということはないようですね。
石油会社の合併問題やアラブの国の王位継承権問題、CIAの陰謀、テロなど
いくつもの話が平行して進んでいきます。
あら?そういえばすごくこれと似たタイプの作品を前に見たことがある!
【トラフィック】がそうでした。
スティーブン・ギャガン監督、両作品で脚本も手がけてます。なるほど・・・

【JARHEAD】2005年/アメリカ
監督:サム・メンデス
出演:ジェイク・ギレンホール、ピーター・サースガード、ジェイミー・フォックス、クリス・クーパー
激しい戦闘シーンのない戦争映画。
人が死なない、人を殺さない戦争映画。
感動したというのでもなく涙がこぼれるというのでもない。
過酷な訓練の末戦場に派遣されても実戦とは離れたところで過ごす彼らは
焦燥感や孤独感が増すばかり。
そんな兵士の日常を描いているに過ぎないけれど、これが現実なんだと思うと
とても興味深い内容で面白かった。私はこれすごく好きです。
湾岸戦争の帰還兵の実話。
戦地に赴く前に『地獄の黙示録』を見て士気を高めている若い兵士たち。
正義感に燃えた彼らは早く敵を殺したいという気持ちが膨らんでくるんですね。
戦闘を称え拳を振り上げ雄たけびを上げるその姿はちょっとゾッとする風景でした。
主演のジェイク・ギレンホールの演技は素晴らしかったですね。
ピーター・サースガードもどことなく影がある男で
からめてくる視線のなまめかしさは・・・ゲイ?と勘違いを誘う。
彼が帰還後ああなってしまったのはストーリー上では理由がわからなかったので
そういう時は音声解説!でもそこはハッキリさせないのが狙いだったようです。
一番リアルだなぁと思ったのは、離れている月日が長くなると
待っているわと送り出した恋人がちゃっかり違う彼氏を作っていたり
奥さんが隣のダンナとの不倫ビデオを送りつけてきたりと
これじゃぁ命を懸けて戦いに挑もうとしている男たちもやりきれない。
いやぁ・・・女って残酷(ーー;)

【HITCH】2005年/アメリカ
監督:アンディ・テナント
出演:ウィル・スミス、エヴァ・メンデス、ケヴィン・ジェームズ、アンバー・ヴァレッタ
邦題の『最後の恋の〜』の最後と言うのがよく意味がわからないけれど
楽しくてスッキリさわやか、テンポのいいラブコメでした。
ウィル・スミスって嫌味がないというか、私の中ではいい感じの人なんですね。
この作品でも飄々としていてお調子者でどこかとぼけているような感じだけど
実は心のあったかい人情味あふれる男性。
職業デートコンサルタント。恋愛に慣れていない不器用な男性に
恋のノウハウを教えデートの成功を導いてあげる。
こんな商売が口コミで広まり常にお客がついているんだから
ヒッチ(ウィル・スミス)はもてない男性からしたら神様のような人でしょうね。
でも人の恋愛には的確なアドバイスができても自分のこととなるとあたふたしてしまう。
今までの恋愛テクニックがうまくいかないことだってあるんだもの。
もちろん予測不可能な恋だからおもしろいってことも。
ヒッチの恋と同時進行にもう一組のカップルの話がかなりうけます。
太っちょ会計士のアルバートの到底手の届きそうもない恋のお話。
面識ありでも相手の女性は有名スター。住んでいる世界も違うセレブな女性。
それでもヒッチのアドバイスによりいい関係を保ち始めるから不思議不思議。
心のこもった愛っていうのは頑張れば何とかなるのよ〜。
だからヒッチは下心だけの愛のない相談事には一切のらない。
とても納得できる商売でした。
ヒッチの恋も成功しますようにと観客はみんな応援するでしょう。

【THE little girl WHO LIVES DOWN THE LANE】1976年/カナダ・フランス
監督:ニコラス・ジェスネール
出演:ジョディ・フォスター、マーティン・シーン、アレクシス・スミス、スコット・ジャコビー
ジョディ14歳の時の作品ですか!?
いやぁ〜本当にまいりました。ただものじゃないオーラを感じます。
この頃からすごい演技を見せていたんだなぁとあらためて思います。
人里離れた一軒家に住む13歳の少女リン。
父親と二人暮らしということになっているが誰も父親の顔を見ていない。
誰が尋ねて来ても父は今仕事中、睡眠中、外出中・・・とうまくごまかす。
早いうちから父はこの家には実際いないと気づくけれど
この少女の行動は何を意味するのか。
時間も短いしストーリーにグイグイひきこまれ一気に見れます。
リンはクールな表情を見せるけれどけして冷酷な人間だというわけではありません。
不幸な境遇におかれたった一人で孤独に耐えていたんですね。
だから秘密を共有できるボーイフレンドができた時には幼い笑顔を向けるし
素直に両親のこと、この家で起きたことを告白する。
ラストでとる行動の果てにはまた今まで通り家を守り通さなければならない
彼女の過酷な運命を見てしまうけれど表情が実にいいです。
静かな恐怖に包まれるエンディングでした。