
【MATCHSTICK MEN】2003年/アメリカ
監督:リドリー・スコット
出演:ニコラス・ケイジ/サム・ロックウェル/アリソン・ローマン
詐欺師のロイ(ニコラス・ケイジ)は病的なまでの潔癖症。
常に掃除掃除掃除〜ドアの開け閉めまで法則がある。
ほこりが舞う様子など目にしてしまったら意識なくす寸前。
ストーリーの最初から淡々と動き回るニコラス・ケイジの様子にうけてしまって
つかみは完全OK!という感じでこれから始まる何かにとても期待の持てる出だし。
ニコラスの相棒役のサム・ロックウェルもちょっとかっこよくてアホっぽいところが何ともいい。
まさか彼がね・・・という感想は最後までとっておくとして
詐欺師の物語なんだから騙し合いは当たり前と思いながら見なくちゃいけないんですね。
も〜かなり笑えました。うまく騙しやがって!と悔しがるしかありません。
ロイの前に現れた少女アンジェラは、彼がまだ一度も会ったことのなかった実の娘。
突然の対面に戸惑いながらも可愛い我が子と過ごし精神的にも安定してくるロイ。
その娘が父親の真の仕事が何かを知って、自分にも詐欺の仕方を教えてくれと・・・
娘の詐欺が成功しても、盗ったお金は返してきなさいと諭すあたりは父親なんだなぁ〜と
二人のやりとりにほのぼのとしたものを感じたほどです。
家族に恵まれなかったロイに幸せをもたらしてくれたのはこの子。
だから全てわかった時彼が哀れで仕方なかった。打ちのめされます、あれは・・・
でもラストにロイの幸せな姿を見れたので良しとしましょうか。

【MONA LISA SMILE】2003年/アメリカ
監督:マイク・ニューウェル
出演:ジュリア・ロバーツ/キルステン・ダンスト/ジュリア・スタイルズ/マギー・ギレンホール
名門女子大に赴任してきたキャサリンは(ジュリア・ロバーツ)は
自分の理想としている教育がそこにあると信じていたのに
この大学の教育方針は高い教養と学力を身につけても女性の一番の幸せは
良い結婚をして子供を生み母となることというものでした。
そこからはずれるような考えを持つと異端児扱い。大学はまるで花嫁修業の場。
それに満足してしまっている学生たちにキャサリンは、女性も自分の頭で考え
いろいろなことを感じ自立できるよう訴え続けるのですが・・・
当時の時代背景を思うと、伝統を重んじる校風、女性は男性の添え物的な見方
それをたった一人の女性の行動で変えていくのはとても難しいこと。
キャサリンの苦悩する姿や主要な4人の女子学生の行動が胸に響いた映画。
ジュリア・ロバーツ主演映画とはいうものの、彼女が際立って目立つものではなく
女子学生たちがそれぞれ個性豊かでうまい演技をしているのでそこも見所。
結局最後は大学を変えられたかどうかわかりません。
でも車を追いかけてくる学生たちの笑顔を見ていると満足できるものがありました。
私は感情移入してしまったのでグッときてホロリ。あぁ・・・よかったなぁと思える
好きな作品の一つになりました。

【SLEEPLESS IN SEATTLE】1993年/アメリカ
監督:ノーラ・エフロン
出演:トム・ハンクス/メグ・ライアン/ビル・プルマン
ラブコメ万歳!という感じの映画でした。
妻に先立たれくよくよといつまでも気持ちをひきずっている男性をトム・ハンクス。
結婚も決まりフィアンセとの幸せな暮らしが保証されているにもかかわらず
偶然ラジオから聞こえてきたある男性が語る妻への思いに深く共感し
その人に会いに行きたくなる女性をメグ・ライアンが演じています。
100分ちょっとの短めの映画の中で主人公二人がいっしょにいるシーンはほんのわずか。
最後の最後に目と目が見つめ合い言葉を交わすまでの長いことといったら・・・
でもそこに到着するまでのお話がロマンチックだったり感動的だったり
コメディだったりで、とってもおもしろくてステキな流れになっていました。
主人公の男性の息子が二人を結びつけるキューピッド役となるわけですが
パパのために新しいママが必要というのじゃなくて、
しっかりと自分の好みもおしつけているところがいい!!
まだ見ぬ女性を理想のママと思うのはいいけれど、
実際会ってものすごいのが登場してきちゃったらいったいどうしたんでしょう・・・
メグだったから満面の笑みで迎えることできたけどね(;^◇^;)ゝ
それと何の落ち度もないのにふられてしまった彼女の婚約者ってうかばれませんわ。
ちょっと話が主人公たちの都合のいいようにいきすぎ〜と思うことも多かったけれど
ハッピーな結末を期待して見ているのだから周囲の人にはお気の毒ながら
犠牲になってもらわねば(爆)

【MARSATTACKS!】1996年/アメリカ
監督:ティム・バートン
出演:ジャック・ニコルソン、グレン・クローズ、アネット・ベニング
ピアース・ブロスナン、ダニー・デビート、ナタリー・ポートマン
楽しい映画でした!火星人に襲撃され地球人次々殺されていくけどちっとも悲壮感ないし
バラバラに体を分解されて首だけで生かされていても怖い雰囲気がない。
ティム・バートンだからかな。ブラックなユーモアが笑えるんですね。
火星人の姿はまるで漫画。コメディ映画かと思っちゃう。
ただ死ぬ時相手はドロドロ〜とみどりの液が出るのでそれが気持ち悪くてまいった。
俳優陣、主要な登場人物もあっけなく殺されてしまいます。
誰が主演かわからなくなてくるし・・・
それに名前の売れているハリウッド・スターがちょい役で出てたりするの。
ナタリー・ポートマンとかマイケル・J・フォックスとか。
あとはバートン監督の他の作品で見た顔が何人もいたので
監督お気に入りの人ってやっぱりあるのねぇ・・・と思いながら、
それならジョニーも使ってくれたらいいのに!と思ってしまいました。
でもジョニー・デップが出演していたら何の役?首だけにされちゃう役だと悲しいな。
異星人に攻め込まれこてんぱんに地球人がやられる内容って【宇宙戦争】といっしょ。
最後には人類は勝つことできるんだけどむこうは感動で終わる超大作なのに対し
こっちはばかばかしかったなぁ。おかしな映画を見ちゃったなぁという感想になりました。

【man on fire】2004年/アメリカ
監督:トニー・スコット
出演:デンゼル・ワシントン、ダコタ・ファニング、クリストファー・ウォーケン
すごい映画でした。最後涙で顔ぐしょぐしょになりました。
これ映画館で見たらきっと耐えられなかったわ。
できることならあの復讐劇、花火を打ち上げるようにパーッと終わらせて欲しかった。
なんか切ないよ〜〜
耐えられなかったと書いた理由は
まず残虐な殺しは苦手なもんで・・・(でも最近そんなのたくさん見てるなぁ)
特殊なカメラワークと映像に目がチカチカ・・・(視力悪くなるよ、あんなの見てたら)
あんなかわいいダコタちゃんが誘拐され殺されてしまうなんて・・・(これは途中の感想)
デンゼル・ワシントン演じる言葉も笑顔もほとんどないクリーシーが
ボディガードを勤めるようになった小学生のピタ(ダコタ・ファニング)と
心を通わせるようになり人間らしさを取り戻したところでピタが誘拐される前半と
ピタの復讐のためクリーシーが殺人鬼になる後半で映画の雰囲気はガラリと変わります。
誘拐にかかわった全ての者を容赦なく殺していく迫力はすごかったです。

【Million Dollar Baby】2004年/アメリカ
監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド、ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマン
アカデミー賞受賞作品の【ミリオンダラー・ベイビー】ですが
私は女性ボクサーの映画ということだけしか知りませんでした。
賞の数からしてもきっと素晴らしい作品なんだろうな・・・と思いながらも
ボクシングという題材が今まで見ることを拒否していました。
私ダメなんです。。。昔も今もボクシングの試合観戦まともにできないんです。
でもこれは試合がどうこうじゃなくてね、見る価値充分あるよと映画好きの
友人から薦められ、やっとその気になりレンタルしてきたというわけです。
最初は弟子入り希望のマギーに、うちのジムは女はとらないと
突っぱねていたフランキーが、毎日一人黙々と練習を続けている彼女の
熱意に心を動かされトレーナーを引き受けることになる。
猛練習と才能が花開きマギーは試合に次々勝ち大きなタイトル戦に挑む。
華やかなスポットライトを浴びて大声援にこたえるマギーの輝く姿の
次に待っていたのは・・・悲惨な運命。

【Memento】2000年/アメリカ
監督:クリストファー・ノーラン
出演:ガイ・ピアース、キャリー=アン・モス、ジョー・パントリアーノ
主人公は殺された妻の復讐のため犯人探しを始めるけれど
事件のショックで10分前におきたことも忘れてしまうという記憶障害になっていました。
記憶よりも確実なものは記録。
そこで、見たものをポラロイド写真に収めそれにメモをしていくという方法をとります。
車も部屋も人物も写真とメモがないと何なのかいっさいわからないから・・・
最重要事項と思われるものは体に書く。消えないように刺青です。
このストーリーが犯人を追っている障害のある男の話として普通に進められれば
それほど珍しい映画ではないけれど【メメント】は異色でした。
最初意味がわかりません。でもこれを薦めてくれた子が
巻き戻しの映画と言っていたことで、そういうことか!とわかりました。
インパクトが強くて忘れられないといった意見にもなるほど・・・とうなずけました。
細切れのシーンは逆から並べられています。自分の記憶とも勝負です。
自分が殴って顔に怪我を負わせた女性に10分後「誰にやられた?」
と聞いてしまう主人公はこういう事柄もメモを取らなければ致命的なミスを犯す。
この記憶障害を知っている人間は彼を利用することも簡単。
見る方もしっかり考えながら理解していく映画となります。
私はDVD鑑賞なので、あれ?とわからなくなった時は見直すこともできたけれど
これをどんな映画かよく知らずに劇場で見た人は
あっけにとられてしまったのではないでしょうか?
私このあともう一度見てみます。
すぐにそんな気持ちがわいてくる作品ってすごいと思いますよ。

【SOUND OF THE SEA】2001年/スペイン
監督:ビガス・ルナ
出演:レオノール・ワトリング、ジョルディ・モリャ、エドゥアルド・フェルナンデス
美しい地中海と海のように深い愛の日々、極上のスペイン映画!
と紹介されていて主人公がとてもきれいだったので興味がわきました。
地中海の港町で出会ったマルティナとウリセスが激しく愛し合い
幸せの絶頂の時に夫ウリセスが蒸発。
死んだものと思い葬儀も行われ妻マルティナは数年後には富豪と再婚してしまう。
そこに突然現れたウリセス・・・・
というところで、不倫、三角関係に陥るわけです。
レオノール・ワトリングが若い年齢の頃から成熟した女性までを演じ
その時々の生活や状況でヘアスタイルやファッション、メイクも変わり
彼女を見ているだけでも楽しめました。
R-15だけあって大胆な絡みやヌードもあったけれどそれがきれいなんですよ。
こんな女性と結婚して子供もでき幸せな家庭を築いたはずの夫が
なぜ船で遭難したようなふりをして彼女から離れたのかその説明がなく
どこで何をして長い間姿を消していたのかもわからなかったので
ストーリー的には私は納得できなかったのですが、
もっと致命的だったのは一番最初の場面でラストが見えてしまったこと。
だらしなく身勝手な男を選ぶマルティナはそれでも幸せだったのかなぁ。

【STEEL MAGNOLIAS C.E.】1989年/アメリカ
監督:ハーバート・ロス
出演:ジュリア・ロバーツ、ダリル・ハンナ、シャーリー・マクレーン、サリー・フィールド
オリンピア・デュカキス、ドリー・パートン
年代も違う6人の女性たちのお話です。
まだジュリア・ロバーツがプリティ・ウーマンに出る前の映画で初々しい姿が見られます。
ジュリア演じる娘シェルビーとサリー・フィールド演じる母マリンを中心に
他の女性たちの友情や愛情を描いています。笑いあり涙ありの心温まるいい映画でした。
同じように私も娘を持つ親として、母の娘を見送る時のまなざしや
母娘のぶつかり合いなどうるっとくるシーンも多かった。
そして後半はもう泣いて泣いてどうしようもないほど泣いてしまいました。
先日見て涙したアイ・アム・サムとは全然違った感情での涙なんですけどね・・・
昏睡状態のシェルビーの病室、あの場面は肉親を亡くしたことのある人にはつらいものです。
医師や看護婦は役者ではなく実際の病院の人たちだったそうです。
なぜその人たちが出ているかというと、この映画は脚本家の妹さんの実話で
その妹さんを担当していた方たちに出演をお願いしたと特典映像の中で解説がありました。
映画を見てジーンときた上にメイキングを見てまたさらに
胸がつまるというのはあまり経験のないもの。ちょっとやられましたね。
若い死を考えると重く悲しみに満ちてきてしまうけれど
けしてそういう映画ではありません。
女性たちが励ましあって支えあってすごくいい関係を築いているので
憎まれ役の1人を意地の悪い人で終わらせていないしののしりあいながらも
友情を深めていくところがとてもよかったです。

【MONSTER】2003年/アメリカ
監督:パティ・ジェンキンス
出演:シャーリズ・セロン/クリスティーナ・リッチ/ブルース・ダーン
主演のシャーリーズ・セロンがアカデミー賞最優秀主演女優賞に輝いた作品【モンスター】
これは本当にビックリします。
スタイル抜群、美人の代名詞のようなシャーリーズ・セロンが体重を13キロも増やし
まるで別人のような容姿になって連続殺人犯になりきります。
もう信じられない変わりようよ!身体についた醜いぜい肉もあらわにします。
女優があんな姿をさらしてもいいのか!?というくらいたるんだお尻や
ボテッと下着に乗る下っ腹は衝撃でした。
顔もメイクで汚くしているからあのきれいないつもの彼女は全く見れません。
ジョニー・デップも作品ごとに別人に見えてしまうような見事な役作りをするけれど
今回のシャーリーズも義歯まで入れて話し方も変えてただただ驚くばかりでした。
主人公は殺人を繰り返し死刑囚となってしまうので、これが実話ということもあり
重い映画となっています。
でもその殺人も彼女がしたくて次々殺したわけじゃない。
指示をされたわけではけしてないけれど、パートナーのセルビーの存在は大きすぎる。
愛するために犯した罪があまりにも大きすぎてなんともやりきれない結果に。。。
切なくて悲しいストーリーでした。

【The Man Who Cried】2000年/イギリス/フランス
監督:サリー・ポッター
出演:クリスティーナ・リッチ、ジョニー・デップ、ケイト・ブランシェット、ジョン・タトゥーロ
それぞれの“歌声”を抱え、激動の時代を生き抜こうとした者たち
あぁ・・・まさにそんな重いテーマの映画だったなぁ。
タイトルの【耳に残るは君の歌声】通り、主人公スージーの声が
妙に耳に残って彼女の哀しみやつらい運命のその後を考えさせられてしまう。
私の大好きな映画【スリーピー・ホロウ】でもクリスティーナ・リッチとジョニーは
競演しているけれどあの時は彼女は本当に子供に思えて
ジョニーとの絡みもまさかあるまい・・・という感じで実際なかったので安心したけれど
今回は熱愛ですよ・・・あのあどけなさの残る顔で。
私2人の年齢差調べちゃった。17ですってよ!!
そのせいか二人の密やかなラブシーンもジョニーが子供相手に
何してるの!?という感覚で違和感ありあり。
まぁそれはさておき、今回のジョニーはセリフ本当に少ないです。
クリスティーナ・リッチの方も笑顔もあまりないし2人の目で訴える演技が見事だった。
どんな役柄も見終えると、ジョニーだからこそできるという満足感が残るけど
今回もあのジプシー役は他のどの俳優におきかえても無理だと思ってしまった。
全て目です。あんな目をされたらねぇ・・・
そしてこの映画を見て興味を持った女優さんがいます。
ケイト・ブランシェット。すごい存在感のある役だった。
今まで全然知らなかったから次から意識して作品探してみよう〜